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ネイティブを真似るだけでは、発音は身につけられない? [発音&リスニングのコツ]

中学で一番最初にHow are you?を習いますよね。
これ、どう発音してましたか?
声に出してみてください。

いまはHow are you?ってスペルを見ちゃったので、「ハ・アー・ユー」って1語ずつよんじゃったかもしれません。

でも、中学のとき「ハワイユー」と言ってましたよね?
How are you?のhowのwとareのaのスペルがくっついて発音されてるんです。

今回は子音と母音がくっつく現象です。
有名な例だと、stand upはstandのdとupのuのスペルがくっついて⇒「スタンダップ」、an appleはanのaとappleのapのスペルがくっついて⇒「アナップル」もありますね。


◆子音と母音がくっつく例
[r]+母音 far away(farのrとawayのaのスペルがくつっく)⇒ファーラウエイ
[n]+母音 Could I~?(couldのdとIがくっく)⇒クダイ

far awayのような熟語は、普段から音をくっつけて(「ファーラウエイ」って)覚えたほうが記憶に残りますし、リスニングでもスピーキングでも役立って、一石三鳥です。
※far awayの意味は「はるか遠くに」です。

Can I~?はcanのnのスペルとIがくっついて⇒「キャナイ」になります
Could I~?はcouldのdのスペルとIがくっついて⇒「クダイ」、Should I~?はShouldのdのスペルとIがくっついて⇒「シュダイ」です。簡単ですね。

このように、文の出だしで使われるお決まりパターンは「お決まりパターンだもん、聞き取れるよね?」と言わんばかりにサッと発音されちゃいます。逆にパターンさえ知ってれば聞き取れますよ。

下記に『くっつく音』の一例をあげときますね。




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[w]+母音 How are you? ハウ・アー・ユー⇒ハワイ・ユー 「調子はどう?」

[d]+母音 Could I~? クッド・アイ⇒クダイ 「~してもよろしいですか?」
     Could I take a message? 「伝言を承りましょうか?」

[n]+母音 Can I~? キャン・アイ⇒キャナイ 「~してもいい?」
        Can I ask you a question? 「質問してもいい?」

[t]+母音 Just a moment. justのtのスペルとaがくっいて⇒ジャスト・ア・モーメント⇒ジャスタ・モーメント 「ちょっと待って」

[r]+母音 far away ファー・アウェイ⇒ファーラウェイ 「遠くに」
       live far away 「遠くに住む」

[k]+母音 take off takeのkeとoffのoのスペルがくっ付いて⇒ テイク・オフ⇒テイコフ 「脱ぐ」
       take off a coat 「コートを脱ぐ」
[p]+母音 up and down アップ・アンド・ダウン⇒アッパン・ダウン 「上下に」

       ◆and downはandのdとdownのdのスペルがくっついてdが飲み込まれます。
      go up and down the stairs 「会談を上り下りする」

[l]+母音 fill in フィル・イン⇒フィリン「記入する」
       fill in an application form 「申込書に記入する」

ここに挙げたのは一例です。どんな子音でもokですから、「どの子音がくっつくのか」なんて暗記は不要です!!

今日からは、子音+母音はくっつく!!そして、出だしの高速パターンを知っとくと効果抜群です!!



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ネイティブの会話はなぜ、早く聞こえるのか? [発音&リスニングのコツ]


日本人なら誰もが「ネイティブ、しゃべるの速っ!」って思いますよね。
ハッキリ言います!!
英語が聞き取れない原因は、しゃべるスピードじゃありません!!!


実際の会話は『速い』のではなく『短い』んです!!!

それを「スピードが速い」って錯覚しているだけなのです。
速いと錯覚する原因は2つあります。

ネイティブの会話が速いと錯覚する原因
①弱形を知らない

②余分な母音を入れて、長い単語だと認識してしまう


速いと錯覚するのは弱形をしらないからです。
「弱形」という「ホントの発音」については前回やりましね。
今回は弱形の長さに注目してみましょう。


たとえば、andなら「アンド」⇒「ン」って発音になっているわけですから、単純に短くなりますよね。
当然しゃべる時間は短縮されます。

日本人はand=「アンド」だと思い込んでいます。

でも、実際ネイティブは『ン』って発音してるわけです。
「アンド」⇒「ン」になっているので、発音する時間は3分の1になります。

言い換えれば、3倍速で発音されているように感じるんです!

ここが最大のポイントです。

日本人が思っているより、実際の単語は「短い」んです。
単語が短いから、しゃべる時間も短くなる。
それを「しゃべるの速っ!」って錯覚するんです!!

もう1つ例を示しましょう。

You areは「ユー・アー」ではありません。
まとめて「ヤー」って発音されます。

「ユー・アー」⇒「ヤー」

「ユー・アー」で4拍だと思ってたのが、実際は「ヤー」で2拍なんです。
これを2倍速だと錯覚するのです。


次は2つ目の原因です。




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子音の正しい発音ができず余分な母音をいれてしまうことです。

たとえばbookを「ブックゥ」のクゥのように[ku]にしてしまう。

正しくは、【k]です。

日本語は全部「子音+母音」で構成されています(「ん」だけは子音のみ)。

たとえば、「く」なら「k+u」です。
したがって、つい日本語のクセで余計な母音を入れてしまうのです。

極端なケースとしてstreetを例にあげてみましょう。
street[stríːt]には母音は1つしかありません。

母音は「イー」[íː]だけです。
なのに「ストリート[sutoríːto]と言うわけです。
母音uとoを2つ入れまくってしまうのです。


streetって聞いたとき、頭の中で日本人発音の「ストリート」に置き換えて理解しようとするんです。
そのとき、余分な母音をいれるぶんだけ、頭の中でstreetって英語を処理する(理解する)のに時間がかかるのです。

日本人はそのギャップに気づいていないから「ネイティブのスピードが速くてついていけない」って感じるのです。

子音を発音するときは余分な母音を入れないことが大事なんです。

実は、発音が『速い』のではなく『短い』だけなんです!!
これがカラクリです。
日本人が思ってる長さ(余分な母音を入れる長さ)より、短く発音されているんですね。

今日からは、弱形をマスターして、余分な母音を入れない!!これで速いと思ったネイティブのスピードについていけます!!
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ネイティブの会話はなぜ、聞き取れないのか? [発音&リスニングのコツ]

みなさんの中には、CDを何回リピートしても、簡単な単語ほど聞き取れない・・・・って人がいると思います。

この『基本単語』ほど聞き取れないわけを教えます!

いきなりですが、問題です。

【問】toのふだんの発音はどっちでしょう?
①「トゥー」  ②「タ」




①と②両方、一応toの発音としては正しいんです。
でも、ふだんの発音ってことになると、正解は・・・・・


②の「タ」なんです。
toはふだん「トゥー」なんて発音されません。
「トゥー」は強調したいときのオーバーな言い方で、ふだんはまず使われません。


toのホントの発音は『タ』なのに、日本人は『トゥー』だと思い込んでいるんです。


もう1つ例を出します。
andは『ン』と聞こえるんです。

間違っても「アンド」なんて聞こえません。
だから、ham and eggs「ハム・ン・エッグズ」が「ハムエッグ」に聞こえたんです。
この場合andは聞こえなかったんですね。

andは「アンド」とは発音しない!

これが大切なんです。
とにかくリスニングになると「聞こえないからダメ」とおもっちゃいますよね。

でも、toやandのように、「聞こえない」どころか「最初からそうは言ってない」ってことがホントによくあるんです。

こういうときは「聞き取れなかったぁ・・・・・」ではなく、「バッチリ聞こえなかったぜ!!」が正しいリアクションなんです。


では、なぜ学校で習った発音と実際の発音が違うのでしょうか?

実際の会話は『弱形』で発音される

単語には、「①意味が大事な単語」と「②文法の機能が大事な単語」の2種類があります。

リスニングで大事なのは、②の「文法の機能が大事な単語です」です。
たとえば、to・and・can・of・ourなどがあります。

実はこの単語たちには2通りの発音があるんです!!!!!!!

ためしにtoを辞書で確認してみてください。

<弱>や<強>って、2通りの発音がのってますよね。
これを専門用語で『弱形」と『強形』って言います。


弱形:ふだんの発音   たとえば、toの弱形は『タ』
強形:強調or丁寧に言うときの発音    たとえば、toの強形は『トゥー』

気付きましたか?
日本人は単語を『強形』で覚えてしまうんです。というより『強形』しか知らない、教わらない・・・・・。


しかし、実際の会話は『弱形』で発音されるんです!!
ふだんは『弱形』しか使わなので、リスニングで混乱するんです。
辞書でも弱形が先に書いてあるはずです。「強形より弱形をよく使う」って証拠です。


『弱形』というのは日本人の英語学習において最大の盲点なんです。
『弱形』をマスターすると、リスニングの世界が劇的に開けるはずです。
そのために、まずはひとつひとつ、弱形という『本当の発音』を知ってくださいね。


最後に1つ注意です。



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この『弱形』って言葉、世間ではメチャクチャ誤解されてます。


一般参考書の記述では、『名詞や動詞は強く発音する・・・・・』『助動詞や接続詞は弱く発音する(弱形)』なんて書かれてますがウソです!!!


「弱く発音する」って言葉はいけないんです!
ほとんどの人が『弱く発音』=『軽く・小さな声で発音』って勘違いするんです。

たとえば、学校のリスニングの授業で、『toなら小声でサッと「トゥー」と言えばいいんだって・・・・』って僕はそう思わされてました。

だから、実際のリスニングでtoが『タ』になるなんて夢にも思わず、結局自分の耳を責めてしまう・・・・。

これがいままでの英語教育の落とし穴なんです。

『弱形』というホントの発音が存在する!!!!

これが大事なんです!

下記に機能語の例を載せときますね!  強形⇒弱形

前置詞for『フォー」⇒『フ』 from『フロム』⇒『フム』
代名詞him『ヒム』⇒『イム』  our『アウア』⇒『ァー』
接続詞and『アンド』⇒『ン』 or『オァ』⇒『オー』
助動詞can『キャン』⇒『クン』 have『ハブ』⇒『ァブ』『ブ』
その他some『サム』⇒『スム』 any『エニィ』⇒『ァ二』

まとめますと、リスニングは「聞こえない」のではなくて『弱形を知らない』だけ!!そして、弱形をマスターすれば聞き取れます!


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英語の発音はなぜ、難しく感じるのか? [発音&リスニングのコツ]

今回は『発音』に関して説明したいと思います。

一般的には、『発音って暗記するしかないよね・・・・・』『こう発音しなきゃダメ・・・・』っていう強迫観念があると思いますが、これから説明していく発音の法則がわかれば、めんどくさい暗記も減るし、発音がうまくなるし、あらゆる場面で役立ちます!



では、みなさんにクイズです。


【問】赤ちゃんが発音できないものが1つあります。どれでしょう?
①ママ ②パパ ③バーバ ④ジージ


とりあえず、全部声に出してみてください。
口の動かし方に注意しながら。

1つだけ、ぜんぜん違うものがあります。

答えは④「ジージ」ですね。
「ママ・パパ・バーバ」は唇がくっつきますよね?

上下の唇が1度くっついてから、はなれる瞬間にでる音が「マ・パ・バ」なんです。

まだ歯がないうちは、唇だけで出る音しか使えないんです。

「ジージ」と言ってみてください。

唇はくっつきませんね。
「ジ~」って言うと、前歯の裏側に息が当たってるのがわかりますよね?

「ジ」の音は歯がないと出ないんです、
幼いうちは歯がないので、唇だけで出せるマ行・パ行・バ行でしゃべるんです。

「ブーブー」も「バブバブ」も、唇だけで出せる音なんですね。

日本人・アメリカ人・イギリス人・フランス人・中国人・・・・・世界中の子供が「パパ・ママ」って言うのは、唇だけで出せる音だからなんです。

ちなみに英語の世界では、赤ん坊の「バブバブ」は``ba,ba``で、そこからbabe(赤ん坊】って単語が生まれました(読み方は「ベイブ」です)。

さらに、``babe+愛称のy‘‘⇒``baby``って単語になったんです。
補足ですが、dad(パパ)もdaddyにすると愛着がこもります。

このように、一見些細に思えることにも、納得のいく法則があるんです。
納得したことは頭に染み込みます・忘れません・使えます・楽しいです。

法則が見えると、白黒だった英語の世界が色鮮やかに変わりますよ。



もしかしたら『法則』って言葉に抵抗を感じる人もいるかもしれません。
でも、『法則』には2種類あるんです。



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『①社会の法則』と、『②自然界の法則』です。

『法則』やルールって聞くと、校則などを連想して強制的なイメージを浮かべるかもしれません。
でも、少なくとも発音・リスニングの世界は、自然界の法則なんです。
間違っても『社会の法則』で発音を学ぼうとしないでください!

「~って発音しなきゃいけない」「~って聞こえないのはあなたが悪い」という強迫のもとで発音・リスニングが語られることはないのです。

実際、赤ん坊だってこの法則に従って「ママ」っていうのです。
どんなに反抗心があっても唇をつけずに「ママ」というのはムリですよね。

発音の法則に従った方が「自然で・ラクで・効率的に」英語をマスターしていけるんです!!


今日からは、丸暗記をやめて、発音の法則が学習しましょう!そして、法則はわかると丸暗記が激減、効率的に楽しく英語をマスタできます!

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