SSブログ

英文全体の論理の流れを『論理チャート』でまとめる力をつけよう! [要約の仕方]

スポンサードリンク


※ 
読む前に前回の『要約の仕方』を復習してから見てください!




複数のパラグラフからなる英文を要約するために、
「論理マーカー」に注目して各パラグラフの内容をまとめたら、

今度は『パラグラフ同士の関係』を検討しなければなりません


たとえば、具体例を述べたり、一般論を述べたりしているパラグラフは
要約から全面的に排除する場合も出てくるし、

それぞれのパラグラフの重要度に差がある場合は、
どのパラグラフの情報をどの程度まで答案に盛り込むかを
考えなければならないこともあります。

つまり、複数のパラグラフからなる要約問題は簡単に言うと、

パラグラフごとの筆者のイイタイことと合わせて、
パラグラフ同士の関係にを確認し、
英文全体の論理の流れまで見抜く目をもたなければいけません。

要約というのは、これまでやってきた『論理チャート』を
作成していく作業と同じだと言えます。

英文全体の論理の流れを『論理チャート』
という目で見える形でまとめることができれば、

要約という作業は終わったも同然なんです。

もちろん、本番の試験中に、
細かな論理チャートを作成する時間はなく、

本文の重要な部分に印をつけたり、

頭の中で図式的に整理することになるかもしれないけど、

それだけでもただ英文を訳して行くだけの人と比べて要約の完成度も、
答案作成までのスピードもまるで違ってきます。

だから、要約問題に本格的に取り組まなければならない人は、
日頃のトレーニングの際に、
積極的に『論理チャート』を作成する練習を積みましょう!

ただここで注意点があります。

パラグラフ同士の関係は、
パラグラフ内部の関係ほど明確な「論理マーカー」が
使われていない場合も多いです。

そのような場合でもパラグラフごとの内容を
しっかり追っていくことが基本です。

では以下にパラグラフ同士の代表的な論理関係
をシンプルに挙げておきましょう。



①【逆接の関係】

2つのパラグラフが「逆接の関係」にある場合、
前のパラグラフよりも後のパラグラフにより重要な情報が
書かれていると考えて構いません。

特に、パラグラフの冒頭にButなどの『逆接マーカー』が
使われていることが多いので気をつけよう!

その場合には後のパラグラフの内容を
優先的に要約に盛り込むことになります。



②【対比の関係】

前のパラグラフと後のパラグラフが「対比の関係」にある場合は、
筆者は両方のパラグラフの内容を同じ力点を置いて述べているので、
どちらのパラグラフの内容も情報としては重要である。

要約には対比された両方の内容を盛り込むことが多い。


③【抽象⇒具体の関係】

『抽象⇒具体』の論理展開は英文で頻出するんでしたよね。

これをパラグラフ同士の関係に置き換えると、
前のパラグラフに書かれています。

「筆者のイイタイコト」をもっとわかりやすく読者に伝えるために、
後のパラグラフが「具体例」に
なっていることがあるということです。

もちろんまれに、
まず前のパラグラフで具体例を明示してから
後のパラグラフ「筆者のイイタイコト」を述べる場合もあります。

いずれにしても『具体例のパラグラフを見つけたら、
要約の解答には盛り込む必要がないことが原則』であると理解しましょう!


④【追加・列挙の関係】

前のパラグラフの内容にさらに新しい情報を加えるために、
後のパラグラフが「追加や列挙」の内容になっている場合があります。

筆者のイイタイことを新たにパラグラフごとに
追加したり列挙している場合には
、もちろんそれぞれのパラグラフの内容を要約に盛り込むことが前提になります。

ですが、

具体例を追加したり列挙している場合には、
要約に盛り込まないことが原則です。

いずれにしても、追加や列挙される内容は
それぞれが新しい情報となるので
、その情報を全て要約に盛り込むことが原則となることに気をつけましょう!

最終的には字数制限のことも考え合わせながら
盛り込み度合いを決めていくことになります。


⑤【因果の関係】

パラグラフ同士が「因果関係」になっていることがあります。

前のパラグラフと後のパラグラフの関係は、
「原因⇒結果」のこともあれば、逆に「結果←原因」のこともあるので
読み間違えないように注意が必要です。

このような「原因や結果」をパラグラフごとに表している場合には、
「原因」と「結果」をそれぞれのパラグラフからシンプルに取り出して要約に
過不足なく盛り込むという作業に必要になるよね。


⑥【結論の関係】

文字通り筆者の結論が書かれているパラグラフです。

原則的にはそのパラグラフに書いてある最も重要な情報は、
確実に要約には盛り込むことになります。


スポンサードリンク


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
t_ スポンサードリンク

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。