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東大や早稲田の文化構想、国公立二次に出るんだけど苦手な人が多い要約問題 [要約の仕方]

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今回は東大や早稲田などに出る要約問題の仕方について三回に分けて、解説していきます。



要約問題は東大をはじめとする国公立大学の2次試験で主にみられる問題で、英文全体やパラグラフの要点を日本語で時数制限以内にまとめる問題のことです。

最近は要約文を日本語や英語であらかじめ出題者が作っておいて、そこに空所補充問題を設定するような形式も増えてきます。

こういった要約問題は、受験生の苦手な問題のひとつですよね。

でも、トレーニングの仕方もわかっていない人が多いのが実状ですね。

もちろん英語力がなくて、そもそもの英文が読めていないなら、要約なんてできるわけがないけど、

和訳しろと言われたら、なんとかそれらしい解答はかけても、こと要約問題になるとからきしだめ、

という受験生も多いと思います。

特殊な問題に対応できないことは即不合格につながる可能性があるから怖いよね。

要約問題で出題者が意図しているところを正しく知って、自信を持って解けるようにしていきましょう!

で、ここでちょっと注意!!

「自分の受ける大学には要約問題なんかでないからやらなくても平気だ!あーよかった!」

なんて思っている人はいませんか・・・・?


要約問題が得意になるということは、結局英文全体の趣旨を速く正確に理解する能力がアップするということだから、

英文そのものの読解力が伸びることになるし、

また、要約問題という形式で直接は出題されなくても、さまざまな別形式の問題

たとえば、

テーマつけの問題やパラグラフ対応の内容一致問題など)で、

本文内容の要約ができているかを間接的にチェックする問題が出されているんだよ。

たとえ、自分の受ける大学に要約問題が出題されないとしても、要約の考え方や答案作成方法に触れておくことが重要なんです!

がんばってものにしましょうね! 


◆要約問題の解法1 英文の論理展開を、特に『論理マーカー』に注目して、パラグラフ単位でまとめる!


英文の大きな特徴は、パラグラフ単位で筆者のイイタイことが1つ述べられていることだったよね。

これまでこの性質を利用して、「パラグラフリーディング」を行ってきたわけです。

では要約する場合には『パラグラフ』に着目しないわけにはいかないよね。

つまり、要約問題は結局「パラグラフリーディング」と完全に直結する問題形式と言えるんだよね。

具体的には英文を読みながら、「英文全体のテーマと最終的な筆者の主張」を探していくのだkれど、

まずはパラグラフ単位でそれを理解していくことが基本になるね!

『パラグラフ=筆者のイイタイコト1つ』という原則に立ち返って、パラグラフという単位で内容をまとめならが、読み取っていくことが重要だ。

さらにパラグラフごとの論理展開を正確に迫っていくためには、その論理展開を明示する『論理マーカー』に着目していくと速く正確にわかるんだったよね。

ここでもう一度、論理マーカーの種類と働きをしっかり復習しておこう!!

論理マーカーをうまく利用すれば多少意味のわかりにくい表現が出てきても、なんとか内容を想像することが可能になる場合が多いんでしたよね。

論理マーカーに着目して、それを手掛かりにして、パラグラフ単位で内容を整理しながら読んでいくのが、要約をするための長文読解の基本姿勢なんです。

『論理マーカー』と要約との関係を以下にまとめておくのでもう一度確認しよう!!


◆論理マーカーと要約の関係について


①『対比・逆接マーカー』

『対比マーカー』は2つのものを同じ力点を置いて対比する場合に用いることもあって、そのような場合は、対比された2つの内容を両方とも要約に盛り込まなくてはならないということに注意しよう!

『逆接マーカー』の後には筆者のイイタイコトが来ることが多い!

よって「逆接マーカー」の後の内容を優先的に要約に盛り込むことが多いということをおさえておこう!


②『具体例マーカー』

「具体例マーカー」で示された具体例を要約に盛り込むことはまずないと考えていいです。

特に「筆者のイイタイコト→具体例」という論理展開の場合には、「筆者のイイタイコト」だけを要約に盛り込み、それに関する細かい具体例は無視することが原則です。


③『言い換えマーカー』

『言い換えマーカー』の前後はイコール関係になるので、どちらか一方の情報を要約盛り込めば十分です。

④『追加・列挙マーカー』

『追加・列挙マーカー』については注意を要します。

『筆者のイイタイコト』やある「結果」にたいする「原因」を追加したり列挙している場合には、

もちろん、それぞれを簡潔に要約に盛り込むことが前提になります。

ところが、具体例を追加したり列挙したりしている場合には、

②「具体例マーカー」で解説したように、原則として要約に盛り込む必要がないので、ケースバイケースで考えていくことが重要です。


⑤『因果マーカー』

『因果マーカー』は「因果関係」を示すが、「因果関係」を要約に盛り込む場合は、「原因」だけ書くとか「結果」だけ書くということには通例なりません。

「原因と結果」で1セットと考えて、要約に両方とも盛り込むのが原則です。


⑥『結論マーカー』

文字通り筆者の結論が書かれている部分を示すのが『結論マーカー』であって、結論は要約に盛り込むことになります。


次回はパラグラフ同士の関係を考えて、要約する方法を伝授します!
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