比較表現を利用した紛らわしい選択肢に注意? [内容一致問題]
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前回は『数量表現』について解説しましたよね。
頑張って覚えましょうね!
今回は『比較表現を使った紛らわしい選択肢』について解説しますね!
選択肢を紛らわしくするために比較表現を用いる場合もよく出てきます。
比較の基本は2つのものを比べることだけど、「どのような事柄について、何と何を比べているか」を正確に把握していないと、出題者の罠にはまってしまう場合があります。
比較で注意したいポイントは3つあります。
◆比較表現の注意点その1 比較基準のすり替え
たとえば、
America is stronger than Japan.(アメリカは日本より強い国だ)という文は、stronger(より強い)ということに関してAmerica(アメリカ)とJapan(日本)を比べていますよね。
このstrongerにあたる部分を『比較基準』と呼びます。
このstrongerの比較基準を別の基準に変えて、
たとえば・・・・・
America is larger than Japan.(アメリカは日本より大きい)と無関係なものに言い換えたり、
America is less strong than Japan.(アメリカは日本ほど強い国でない)といった風に、逆の意味にすれば当然×になるよね。
またAmerica is no less strong than Japan.(アメリカは日本と同様に強い国だ)としても×なんだけど、
こうなると引っかかる人が多いと思います。
難しいですよね?
このようなやり方で受験生をひっかける罠を『比較基準のすり替え』と名付けることにしましょう!
◆比較表現の注意点その2 比較対象のすり替え
先ほどの例文America is stronger than Japan.(アメリカは日本より強い国だ)という文で、今度は比較されているAmerica(アメリカ)とJapan(日本)
つまり、『比較対象』を考えて見ましょう。
この比較対象をすり替えても×の選択肢は簡単に作れるよね。
たとえば。。。。
America is stronger than China.(アメリカは中国より強い国だ)と別の比較対象と比べたり、Japan is stronger than America.(日本はアメリカより強い国だ)と比較対象を逆転したりすれば×の選択肢のできあがりだよね。
これを『比較対象のすり替え』と名付けることにしましょう。
もちろん「比較基準」と「比較対象」を両方まぎらわしくして×を作ったり、Japan is weaker than America.(日本はアメリカより弱い国だ)など「比較基準」と「比較対象」の両方を巧妙にすり替えて〇の選択肢を作る場合もあるので注意しましょう!
◆比較表現の注意点その3 比較程度に関するすり替え
最もやっかいなのはこのパターンです。
例えば本文にAmerica is stroger than Japan.(アメリカは日本より強い国だ)があるとします。
それをAmerica is much stronger than Japan.(アメリカは日本よりはるかに強い国だ)と言い換えたらどうなると思いますか?
「はるかに」強い国かどうかは本文だけではわからないので×ということになるよね。
ところが本文にAmerica is much stronger than Japan.(アメリカは日本よりはるかに強い国だ)とあって、
America is stronger than Japan.(アメリカは日本より強い国だ)が選択肢ならどうでしょう。
そう、その場合は〇としていいんです。
比較はこのように微妙な選択肢を作りやすいから内容一致問題では狙われやすいんです。
下記に比較の言い換え頻出パターンを載せときますね!
Tokyo is the largest city in Japan.=Tokyo is larger than any other city in Japan.
=No other city in Japan is larger than Tokyo.=No other city in Japan is as[so] larger as Tokyo.
(東京は日本で最も大きな都市だ)
Health is the most precious thing of all.
=Health is more precious than anything else.
=Nothing is more precious than health.
=Nothing is as[so] precious as health.
(健康が最も大切なものだ)
He is not so much my teacher as my friend.
=He is not my teacher so much as my friend.
=He is my friend rather than my teacher.
=He is less my teacher than my friend.
(彼は私の先生というよりもむしろ友人だ)
A whale is no more a fish than a horse is.
=A whale is not a fish any more than a horse is.
=A whale is not any more a fish than a horse is.
(くじらは馬と同様魚ではない)
以上で内容一致問題というものはどういうもので、どのように解けばいいかが完璧に分かったと思います。
ここまで僕の記事を読んだ人は、『内容一致問題』に関して言えば、予備校講師並みの情報を手に入れていると思います。
後はその正しい読み方解き方を用いて数多くの問題にあたっていくと良いと思います。
次回は『要約』の仕方について解説します!これは英語だけではなく、現代文の要約にも通じるのでかなり実力つきますよ!お楽しみに!
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前回は『数量表現』について解説しましたよね。
頑張って覚えましょうね!
今回は『比較表現を使った紛らわしい選択肢』について解説しますね!
選択肢を紛らわしくするために比較表現を用いる場合もよく出てきます。
比較の基本は2つのものを比べることだけど、「どのような事柄について、何と何を比べているか」を正確に把握していないと、出題者の罠にはまってしまう場合があります。
比較で注意したいポイントは3つあります。
◆比較表現の注意点その1 比較基準のすり替え
たとえば、
America is stronger than Japan.(アメリカは日本より強い国だ)という文は、stronger(より強い)ということに関してAmerica(アメリカ)とJapan(日本)を比べていますよね。
このstrongerにあたる部分を『比較基準』と呼びます。
このstrongerの比較基準を別の基準に変えて、
たとえば・・・・・
America is larger than Japan.(アメリカは日本より大きい)と無関係なものに言い換えたり、
America is less strong than Japan.(アメリカは日本ほど強い国でない)といった風に、逆の意味にすれば当然×になるよね。
またAmerica is no less strong than Japan.(アメリカは日本と同様に強い国だ)としても×なんだけど、
こうなると引っかかる人が多いと思います。
難しいですよね?
このようなやり方で受験生をひっかける罠を『比較基準のすり替え』と名付けることにしましょう!
◆比較表現の注意点その2 比較対象のすり替え
先ほどの例文America is stronger than Japan.(アメリカは日本より強い国だ)という文で、今度は比較されているAmerica(アメリカ)とJapan(日本)
つまり、『比較対象』を考えて見ましょう。
この比較対象をすり替えても×の選択肢は簡単に作れるよね。
たとえば。。。。
America is stronger than China.(アメリカは中国より強い国だ)と別の比較対象と比べたり、Japan is stronger than America.(日本はアメリカより強い国だ)と比較対象を逆転したりすれば×の選択肢のできあがりだよね。
これを『比較対象のすり替え』と名付けることにしましょう。
もちろん「比較基準」と「比較対象」を両方まぎらわしくして×を作ったり、Japan is weaker than America.(日本はアメリカより弱い国だ)など「比較基準」と「比較対象」の両方を巧妙にすり替えて〇の選択肢を作る場合もあるので注意しましょう!
◆比較表現の注意点その3 比較程度に関するすり替え
最もやっかいなのはこのパターンです。
例えば本文にAmerica is stroger than Japan.(アメリカは日本より強い国だ)があるとします。
それをAmerica is much stronger than Japan.(アメリカは日本よりはるかに強い国だ)と言い換えたらどうなると思いますか?
「はるかに」強い国かどうかは本文だけではわからないので×ということになるよね。
ところが本文にAmerica is much stronger than Japan.(アメリカは日本よりはるかに強い国だ)とあって、
America is stronger than Japan.(アメリカは日本より強い国だ)が選択肢ならどうでしょう。
そう、その場合は〇としていいんです。
比較はこのように微妙な選択肢を作りやすいから内容一致問題では狙われやすいんです。
下記に比較の言い換え頻出パターンを載せときますね!
Tokyo is the largest city in Japan.=Tokyo is larger than any other city in Japan.
=No other city in Japan is larger than Tokyo.=No other city in Japan is as[so] larger as Tokyo.
(東京は日本で最も大きな都市だ)
Health is the most precious thing of all.
=Health is more precious than anything else.
=Nothing is more precious than health.
=Nothing is as[so] precious as health.
(健康が最も大切なものだ)
He is not so much my teacher as my friend.
=He is not my teacher so much as my friend.
=He is my friend rather than my teacher.
=He is less my teacher than my friend.
(彼は私の先生というよりもむしろ友人だ)
A whale is no more a fish than a horse is.
=A whale is not a fish any more than a horse is.
=A whale is not any more a fish than a horse is.
(くじらは馬と同様魚ではない)
以上で内容一致問題というものはどういうもので、どのように解けばいいかが完璧に分かったと思います。
ここまで僕の記事を読んだ人は、『内容一致問題』に関して言えば、予備校講師並みの情報を手に入れていると思います。
後はその正しい読み方解き方を用いて数多くの問題にあたっていくと良いと思います。
次回は『要約』の仕方について解説します!これは英語だけではなく、現代文の要約にも通じるのでかなり実力つきますよ!お楽しみに!
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