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ほとんどの英語長文の参考書は読み方について言及してない? [英語長文 パラグラフリーディング]

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今回は、英語長文の読み方に関して説明したいと思います。

みなさんの中には、「かなり単語は覚えたし、文法もそこそこわかってきた。でもなかなか長文を早く読めるようにならない・・・・」

「一文一文の構造や意味はある程度わかるんだけど、長い英文を読んだ後になると結局どんな内容なのかわからなくなる・・・・」

「問題を解くときはカンに頼ってなんとなくやっているだけ。こんな調子で問題をたくさん解いても意味ないんじゃないかなぁ・・・・」


こういった悩みをもつ受験生はたくさんいると思います。
そんな悩みを持つ受験生に対して、ある先生は「英文を速くよみたいんだって?それじゃあとにかく英文を読んで読んで読みまくりなさい。速読はまずなれることだ」だと言い、それを真に受けた真面目な受験生は日々とにかく数多く読むという物量作戦で失敗しています。

またある受験生は「速読=早く全訳を作成すること」と勘違いし、とにかく速く構文を取るトレーニングを積み、またある受験生は英文にスラッシュを打ち込むことが速読のすべてだと勘違いし、ひたすらスラッシュの打ち込みトレーニングを行っています。

こういった受験生はたくさんいるので、『論理的な速読の方法論をわかりやすく提示してあげたい』という思いがあったので説明していきたいと思います。

そこで、今回紹介するのが『パラグラフリーディング』です。

『パラグラフリーディング』とは、意味の大きなカタマリである『パラグラフ』に着目して英語の評論文に頻出の『論理展開パターン』を利用したり、文脈を明示する『論理マーカー』に着目して『筆者のイイタイコト』を素早く抽出したりしようというリーディング法です。

こんなことを聞くとこの段階では『なんのこっちゃ?』と思う人が大半でしょうが、『パラグラフリーディング』の考え方が身に付くと、これまで苦手だった長文速読の正しいトレーニング法を知ることができます!

また『パラグラフリーディング』の考え方は、問題を解く際にも非常に大きな武器となります。『志望大学に受かりたい』、『一点でも多く点を取りたい』と真剣に考えている受験生にとってもっとも必要な実践的な得点力についても、『パラグラフリーディング』という観点から、空所補充問題、パラフレーズ(語句言い換え)問題、内容一致問題、説明問題、要約問題という、現在長文問題で出題されている主要な問題すべてに対して正しい戦略(ストラテジー)を伝えたいと思っています。

つまり、『パラグラフリーディング』をマスターすることで、『速読力アップ』と『得点力』アップという一挙両得が約束されるのです。

『パラグラフリーディング』は巷にあふれている安易なテクニックではありません。英語の論理を正確に見抜きそれを問題解放に応用する、まさに英文読解法の王道なのです。






みなさんは、『パラグラフ』というのは何のことだか知っていますか?





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「『現代文』でいう『段落』みたいなものじゃないの? でも、あんま気にせず読んでるよ」という声が聞こえてきそうだけれど、パラグラフは、英語の長文、特に評論文を読むときには絶対に注目しなければならない、とても大切なものなんです。

評論文には必ず英文全体のテーマが存在し、そのテーマについて筆者は自分の考えを述べていくのだけれど、その際に英語の世界では、日本語以上に『パラグラフ』を強く意識して論理を展開していくんだ。

それではまず最初に、評論文におけるパラグラフの4つの原則を挙げておくから、しっかりと頭に入れておこう。


◆パラグラフの基本4原則◆
その1 パラグラフとは筆者のイイタイことのまとまりである。
その2 1つのパラグラフでは筆者のイイタイことは1つ。
その3 パラグラフが変われば筆者のイイタイことも変わる。
その4 パラグラフ同士は互いにつながりを持ち英文全体を構成する。

パラグラフにこんな特徴があるとわかったらこれからどんなトレーニングをすればいいかおのずとわかってくるよね。

そう「1つのパラグラフで筆者のイイタイことが1つ」出てくるのだから、パラグラフを1つ読むごとに立ち止まり、「このパラグラフでの筆者のイイタイコトはこうだ」と実感していくことを意識づけるといいです。

「第1パラグラフはこういう話で、第2パラグラフではこう展開したな。次の第3パラグラフではこう述べてるぞ。・・・・だから英文全体は結局こんな話をしてるんだな」

というように、パラグラフというまとまりに着目して、大きな流れをすばやくつかむトレーニングをしていくことが重要です。

「速読のトレーニング」というと「一文一文の訳のスピードを上げていくトレーニング」のことだと勘違いしている人が大勢いるはずだ。

たしかに、単語と文法と構造分析をベースに一文一文の訳を作るトレーニングは不可欠だよ。でも実際の試験場で、その部分の意味を細かく聞かれてもいないのに、「第1文は主語はこれで、ここは補語で・・・・」とか、「この不定詞は副詞用法で、副詞用法にはいろいろあったよな・・・・・」といった読み方をしていれば時間がいくらあっても足りなくなってしまいますよね。

まずます長文化に拍車がかかっている今の入試英文に対応するには『精読力』だけでなく『速読力』をみにつけることが重要になってきます。特に難関大の読解問題は、長文を速読して大きな論旨を取りながら、問題を解く際には必要に応じて精読できる受験生だけが生き残ることができるサバイバルゲームです。

ところが、これまでの英語の授業や既存の参考書・問題集では「精読力=和訳のできる力』のトレーニング方法は教えてはいても、「速読力」の正しいトレーニング方法はほとんど教えてこなかったのが実情です。

これからは、一文一文をしっかりと訳す精読のトレーニングに合わせて、パラグラフごとに筆者のイイタイコトを追って読む『パラグラフリーディング』のトレーニングを意識的に行いましょう!

これこそが、最終目的である『本物の英語力』を身につけることにつながり、ひいては志望大学突破の強力な武器になるわけです。
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