2文をつなぐ関係詞 その1 [関係詞]
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今回のテーマは、『関係詞』です。
『関係詞』とは、『SVとSVを関係させる語』という意味で、やはりSV連結詞です。
◆関係詞(関係代名詞・関係副詞・関係形容詞)はSV連結詞の大関⇒原則として形容詞節をつくる。
関係詞には「関係代名詞」「関係副詞」「関係形容詞」の3つがありますが、まずおさえておかなければならないのは、『関係詞は原則として形容詞節をつくる』ということです。これが関係詞を理解するうえで、最も重要なポイントです。もちろん、名詞節や副詞節をつくる関係詞もあります。
しかし、基本は「関係詞節」=「形容詞節」です。このおおざっぱな原則を踏まえたうえで、それにあてはまらない例外的な『形』=『機能』をおさえていけばいいのです。
接続詞がSV連結詞の‘‘横綱‘‘だとすれば、関係詞は‘‘大関‘‘です。‘‘横綱‘‘の接続詞とくらべると、無敵とは言えず、大きい制約があります。
たとえば、次の2文を見てください。
(A) I went to a bookstore. 「僕は本屋に行った」
(B) I couldn`t find the book.「その本は見つからなかった」
これらの2文をつなぐにはどうしたらいいでしょう?接続詞(FANBOYSと従属接続詞)を使えば、次のようになります。
FANBOYSを使う
↓
・I went to a bookstore,but I couldn`t find the book.
・Though I went to a bookstore,I couldn`t find the book.
↑
従属接続詞を使う
でも、関係詞でこの2文をつなぐことはできません。関係詞を使って2文をつなぐためには、必ず次の条件が必要です。
関係詞でSVを連結するためには、『重複する文要素』が必要
・名詞要素が重複する場合⇒関係代名詞
・副詞要素が重複する場合⇒関係副詞
つまり、2文に重複する名詞があれば『関係代名詞』、重複する副詞があれば『関係副詞』を使って、つなぐことができるということです。
逆に、接続詞にはそのような制約はなく、無条件にSVをつなぐことができるのです。
次の2文をみてください。
・(A) I went to a bookstore.「僕は本屋に行った」
・(B) The store didn`t have the book. 「その店には、その本はなかった」
(A)のa bookstoreと(B)のThe storeという名詞が重複しています。この2文なら、関係詞を使ってつなぐことができますね。
では、このThe storeを関係代名詞に変化させましょう。どんな関係代名詞を使えばいいですか?そう、その名詞の『核』で決まりますね。核とは、文字通り「格好」のことです。The storeは(B)の「主語」です。「主語」に代わるのですから、もちろん「主語の格好」=「主格」になります。
同じように、「目的語」に代わるなら「目的格」、「所有格」に代わるなら「所有格」です。ネーミングの理由さえわかれば、ちっとも難しくないのです。
主格 所有格 目的格
人 who whose whom
⇒口語ではwhoでもよいが、『前置詞+who』は不可
人以外 which whose which
何でも that ― that
⇒制限用法のみ。「前置詞+that」は不可
注意しなければならないのは、「何でも」のthatで、「主格」「目的格」とも「非制限用法」はありません(「非制限用法」については、次で説明します)。
また、「目的格」で「前置詞+that」とすることもできません。
では、The storeをwhich(またはthat)に変化させて、2文をつないでみましょう。
・I went to a bookstore.
・The store didn`t have the book.
↓
I went to a bookstore( which didn`t have the book).
次は『制限用法と非制限用法』に関して説明します!
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関係代名詞にかぎらず英語の修飾句や修飾節はふつう、放っておくと、意味が前にかかってきます。意味を制限するのですから、『制限用法』です。
・I went to a bookstore (which didn`t have the book).
↑
意味が前にかかる
もし、このような意味の制限をやめたいときは、次の文のようにコンマを打ちます。
・I went to a bookstore,(which didn`t have the book).
↑
×前にかかれない!
こうすれば、コンマが壁になって、意味の制限をブロックしてくれるわけです。それで、『非制限用法』と呼ぶのですね。
「そして~」とか「しかし~」というふうに、継続的に訳すことになるので、非制限用法は『継続用法』とも呼ばれます。
ちょっと約束事がつづくので、イヤになってしまうかもしれませんが、必要最低限の約束ごとです。ここを乗り切れば、これまで見たことのない風景が必ず目の前に広がります。それを信じて、頑張ってください!
それでは、英文の複文構造を見抜く練習からはじめましょう。!
複文構造を把握して上で全文を和訳してください!
According to JT,over twenty millon Japanese adults are smokers,25 percent of whom are female.On the whole,this is a very high smoking rate,whose counterpart can be found in developing nations.Moreover,it is very common to see Japanese teenagers who smoke in public,Japan is a smoking paradise.
複文構造を把握できた人は次の記事みてくださいね!
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今回のテーマは、『関係詞』です。
『関係詞』とは、『SVとSVを関係させる語』という意味で、やはりSV連結詞です。
◆関係詞(関係代名詞・関係副詞・関係形容詞)はSV連結詞の大関⇒原則として形容詞節をつくる。
関係詞には「関係代名詞」「関係副詞」「関係形容詞」の3つがありますが、まずおさえておかなければならないのは、『関係詞は原則として形容詞節をつくる』ということです。これが関係詞を理解するうえで、最も重要なポイントです。もちろん、名詞節や副詞節をつくる関係詞もあります。
しかし、基本は「関係詞節」=「形容詞節」です。このおおざっぱな原則を踏まえたうえで、それにあてはまらない例外的な『形』=『機能』をおさえていけばいいのです。
接続詞がSV連結詞の‘‘横綱‘‘だとすれば、関係詞は‘‘大関‘‘です。‘‘横綱‘‘の接続詞とくらべると、無敵とは言えず、大きい制約があります。
たとえば、次の2文を見てください。
(A) I went to a bookstore. 「僕は本屋に行った」
(B) I couldn`t find the book.「その本は見つからなかった」
これらの2文をつなぐにはどうしたらいいでしょう?接続詞(FANBOYSと従属接続詞)を使えば、次のようになります。
FANBOYSを使う
↓
・I went to a bookstore,but I couldn`t find the book.
・Though I went to a bookstore,I couldn`t find the book.
↑
従属接続詞を使う
でも、関係詞でこの2文をつなぐことはできません。関係詞を使って2文をつなぐためには、必ず次の条件が必要です。
関係詞でSVを連結するためには、『重複する文要素』が必要
・名詞要素が重複する場合⇒関係代名詞
・副詞要素が重複する場合⇒関係副詞
つまり、2文に重複する名詞があれば『関係代名詞』、重複する副詞があれば『関係副詞』を使って、つなぐことができるということです。
逆に、接続詞にはそのような制約はなく、無条件にSVをつなぐことができるのです。
次の2文をみてください。
・(A) I went to a bookstore.「僕は本屋に行った」
・(B) The store didn`t have the book. 「その店には、その本はなかった」
(A)のa bookstoreと(B)のThe storeという名詞が重複しています。この2文なら、関係詞を使ってつなぐことができますね。
では、このThe storeを関係代名詞に変化させましょう。どんな関係代名詞を使えばいいですか?そう、その名詞の『核』で決まりますね。核とは、文字通り「格好」のことです。The storeは(B)の「主語」です。「主語」に代わるのですから、もちろん「主語の格好」=「主格」になります。
同じように、「目的語」に代わるなら「目的格」、「所有格」に代わるなら「所有格」です。ネーミングの理由さえわかれば、ちっとも難しくないのです。
主格 所有格 目的格
人 who whose whom
⇒口語ではwhoでもよいが、『前置詞+who』は不可
人以外 which whose which
何でも that ― that
⇒制限用法のみ。「前置詞+that」は不可
注意しなければならないのは、「何でも」のthatで、「主格」「目的格」とも「非制限用法」はありません(「非制限用法」については、次で説明します)。
また、「目的格」で「前置詞+that」とすることもできません。
では、The storeをwhich(またはthat)に変化させて、2文をつないでみましょう。
・I went to a bookstore.
・The store didn`t have the book.
↓
I went to a bookstore( which didn`t have the book).
次は『制限用法と非制限用法』に関して説明します!
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関係代名詞にかぎらず英語の修飾句や修飾節はふつう、放っておくと、意味が前にかかってきます。意味を制限するのですから、『制限用法』です。
・I went to a bookstore (which didn`t have the book).
↑
意味が前にかかる
もし、このような意味の制限をやめたいときは、次の文のようにコンマを打ちます。
・I went to a bookstore,(which didn`t have the book).
↑
×前にかかれない!
こうすれば、コンマが壁になって、意味の制限をブロックしてくれるわけです。それで、『非制限用法』と呼ぶのですね。
「そして~」とか「しかし~」というふうに、継続的に訳すことになるので、非制限用法は『継続用法』とも呼ばれます。
ちょっと約束事がつづくので、イヤになってしまうかもしれませんが、必要最低限の約束ごとです。ここを乗り切れば、これまで見たことのない風景が必ず目の前に広がります。それを信じて、頑張ってください!
それでは、英文の複文構造を見抜く練習からはじめましょう。!
複文構造を把握して上で全文を和訳してください!
According to JT,over twenty millon Japanese adults are smokers,25 percent of whom are female.On the whole,this is a very high smoking rate,whose counterpart can be found in developing nations.Moreover,it is very common to see Japanese teenagers who smoke in public,Japan is a smoking paradise.
複文構造を把握できた人は次の記事みてくださいね!
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