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マトリョーシカ構造こそ、長文読解攻略のカギ! [英語長文]

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今回も引き続き英語長文を使って説明します。

名詞節には[  ]、形容詞節には< >、副詞節には(  )の記号をつけなさい。

①If you want to know about America and want to be friends with its people,the idea of frontier is very important. ②The frontier was the historical experience unique to America, and it shaped the frontier spirit of Americans.③The vast wilderness that stretched beyond the West triggered their desire for freedom and higher living standards.④In the early seventeenth century,the frontier was a mere thin line along the East Coast.⑤A century later,it extended to the Appalachian Mountains.⑥ In the middle of the Mississippi River.⑦A generation later,it had moved to the Great Plains.⑧By the end of the nineteenth century,the United States had covered the North American Continent from the Atlantic to the Pacific.⑨The forces of frontier were exactly like bulldozers.


どうでしたか?またすこし慣れないかもしれませんが、英文のマトリョーシカ構造こそ、長文読解攻略のカギです。頑張ってください!


①(If you(S) ▼want(V) to know about America(O) and ▼want(V) to be friends with its people(O)),the idea of frontier(S) is(V) very important(C). ②The frontier(S) was(V) the historical experience unique to America(C), and it(S) shaped(V) the frontier spirit of Americans(O).③The vast wilderness(S) <that stretched(V) beyond the West(M)> triggered(V) their desire for ▼freedomand ▼higher living standards(O).④In the early seventeenth century(M),the frontier(S) was(V) a mere thin line along the East Coast(C).⑤A century later(M),it(S) extended(V) to the Appalachian Mountains(M).⑥ In the middle of the nineteenth century(M),the frontier(S) reached(V) the Mississippi Rive(O).⑦Ageneration later(M),it(S) had moved(V) to the Great Plains(M).⑧By the end of the nineteenth century(M),the United States(S) had covered(V) the North American Continent(O) ▼from the Atlantic ▼to the Pacific(M).⑨The forces of(S) frontier were(V) exactly(M) like bulldozers(C).



(訳) ①アメリカについて知り、アメリカ人と親しくなりたいとおもうなら、フロンティアという概念はきわめて重要である。②フロンティアは、アメリカだけの歴史的経験であり、アメリカ人のフロンティア精神を形成した。③はるか西に広がる広大な荒野は、彼らの自由とより高い生活水準を求める欲望の引金を引いた。④17戦記初頭には、フロンティアは東海岸沿いの細い線にすぎなかった。⑤その100年後には、それ(フロンティア)は、アパラチア山脈まで広がった。⑥19世紀半ばには、フロンティアは、ミシシッピ川にまで至った。⑦そのおよそ30年後には、それ(フロンティア)は、すでにグレート・プレーンズにまで動いていた。⑧19世紀の終わりまでには、アメリカ合衆国は大西洋から太平洋まで北米大陸を覆ってしまった。⑨フロンティアの勢いは、まさにブルドーザーのようであった。

Words and Phrases
・be friends with~ 「~と親しい;~と友達である」
・frontier 名詞 「フロンティア;西部開拓線」
・unique 形容詞 「唯一の;特有の」
・unique to~ 「~に固有の;~だけの」
・trigger 他動詞 「~の引金をひく」
・century 名詞 「世紀(100年)」
・thin 形容詞 「細い」⇔thick 形容詞 「太い」
・the Appalachian Mountains 「アパラチア山脈」(アメリカ合衆国東部の山脈)
・the Mississippi River 「ミシシッピ川」(アメリカ合衆国中西部のミネソタ州を源流とし、メキシコ湾へ注ぐ川。               アメリカ合衆国最長の川)
・generation 名詞 「世代(約30年)」
・the Great Plains 「グレート・プレーンズ」(北アメリカ大陸中西部の大平原)
・continent 名詞 「大陸」
・Atlantic 形容詞 「大西洋の」
・Pacific 形容詞 「太平洋の」
・bulldozer 名詞 「ブルドーザー」

今回は複文は①と③だけで、あとは単文ばかりなので、比較的読みやすかったのではないでしょうか?
では、①と3を見ておきましょう。まず①からです。



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SV連結詞 
  ↓
①(If you want to know about America and want to be friends with its people,the idea of frontier is very important).

ifがSV連結詞です。このifがつくる節(if節)をXに置き換えて取り去ってしまっても、主節の構造にはなんら問題ありませんということは?名詞節ではないということです。

では、直前に修飾する名詞は?ありません。
したがって、副詞節。そう判断できたでしょうか?
be friends with~というイディオムも覚えておきましょう。「~と親しい;~と友達である」という意味なのですが、目的語が単数でもfriendsと複数になります。

それから、if節のなかのandに注目してください。FANBOYS(という接続詞)ですね。FANBOYSは必ず、文法上対等な語・句・節をつないでいます。

このように、文中にFANBOYSが出てきた場合は、〇をつけ、それがつないでいるものに、▼をつけます。そのさい、必ず後ろからチェックしてください。後ろが不定詞なら、必ず前にも不定詞があり、後ろが~ingなら、必ず前にも~ingがあります。FANBOYSは、つなぐものが2つとはかぎりません。3つも4つも、場合によってはそれ以上のものをつなぎますから、必ず後ろからチェックする癖をつけてください。

①には、もう一つ、『同格のof』という、きわめて重要なポイントがあります。

      同格のof
          ↓
①・・・・the idea of frontier・・・・

このofは『同格のof』といって、of前後のideaとfrontierをイコールでつないでいます。「~という」と訳されます。

みなさんは、おそらく、すべてのofを「~の」で片づけてしまっていると思うのです。しかし、ofは『~の』だけではなく、『~という』『~が』『~を』の4つの用法があります。『ofの4用法』については、後日説明しますね。

さらにもう一点、its peopleのitsの「さすもの」も重要です。英語の指示語は、原則として『一番近い左側』にさすものをもっています。この場合、itsは「三人称」ですから、「一番近い左側にある三人称単数の名詞」をたどっていきます。すると、Americaに突き当たりますよね。それでいいのです。英語は意味ではなく、『形』で読む!。そのことを忘れないでください。

②のunique to Americaは、直前のthe historical experienceにかかる形容詞句です。

では、③を見てみましょう。


            SV連結詞
                  ↓
The vast wilderness(S) <that stretched(V) beyond the West(M)> triggered(V) their desire for ▼freedomand ▼higher living standards(O).

thatが入れ子をつくっています。that+VをXとして取り去ってしまっても、主節の構造(第3文型)には何も問題はありませんね。ということは、少なくとも名詞節ではありません。しかし、今度は直前にwildernessという名詞がありますね。そう、このthat節は形容詞節です。

また、FANBOYSのandが、freedomとhigher living standardsを並列につないでいます。andに〇、後ろのstandardsに▼、戻ってfreedomにXです。「freedomとhigher living standardsを求めるdesire」です。

そのほか、単語として気をつけてほしいのは、④⑤⑥のcentury『一世紀=100年』と⑦のgeneration『一世紀=100年』と⑦のgeneration『1世代=約30年』です。

よく間違って、使われますが、「世代」とは、「赤ん坊が大きくなって次の赤ん坊をつくるまで」の期間(約30年)のことです。ですから、大学の先輩が後輩に向かって、よく「俺らの世代は」と説教しているのは、じつは間違いなのですね(笑)。30歳離れていなければ、「世代間」とは言いません。

こうした表現はほかにもありますから、まとめておきましょう。


期間を表す単語

・a decade 「10年」   ・a generation 「約30年」→世代   ・a century 「100年」→世紀
・a millennium 「1000年」→「千年紀」【複数形】millennia

それから、⑧のfromとtoに▼をつけます。相関語句ですね。

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