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センターや二次(旧帝、早慶Gmarchなど)によく出てくる因果マーカー [英語長文 パラグラフリーディング]

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皆さん、こんにちは

今回で論理マーカーの説明は最後です。

いままでやってきた論理マーカーを使いこなせるようになると長文や自由英作文を書くときに役立ちますよ!

また、何回も言ってることですが、論理マーカーを意識して読むということは英語だけでなく、現代文を読解するときや小論文を書くときなどにも通じる力なので頑張って身につけてくださいね!!

では本題に入りますか


前回「追加マーカー」をやりましたよね。

ポイント覚えてますか?


ある事柄に関して、新しい具体例や新しい理由を追加する場合によく用いられるんでしたよね。

たとえば、


A+追加マーカー+B


Aのところに難しい単語や複雑な構文があり文意がとれなくても、『追加マーカー』の後のBの文意を見て、もしBが「プラスイメージ」ならAも「プラスイメージ」、逆にBが「マイナスイメージ」ならAもおそらく「マイナスイメージ」だという見当がつけられるよね。

当然Bの方がわからなくても同じやり方でだいたいの類推ができるよね。



では今回の話したにはいっていきますか。


今回は、『因果マーカー』について説明します。

このマーカーはセンターでもよくでるし、二次(旧帝、早慶marchなど)でよく出るので、しっかりおさえてくださいね! 

この世の中の出来事で、あることが原因となりその結果として何かが起こることは本当にたくさんあるよね。

たとえば、「風邪をひいた」から「遊びに行けない」とか、「パラグラフリーディングをマスターした」から「大学に合格した」とか、「パラグラフリーディングをマスターした」から「大学に合格した」とかですね。

もちろん英語の世界でもこういった原因と結果の関係、すなわち「因果関係」は、特に評論文のような論理的な内容を扱った文ではよくでてきます。

だからこの『因果関係を表すマーカー』、すなわち『因果マーカー』は非常に重要になってきます。

また「因果マーカー」は種類が多いので、うまく整理できていない人が結構いるから気をつけましょう!

では「因果マーカー」のポイントを整理してみますね!


◆因果マーカーのポイントその1◆

AとBどちらが「原因」で、どの部分が「結果」であるかを見抜こう!

A(原因)⇒因果マーカー⇒B(結果)

A(結果)←因果マーカー←B(原因)

因果関係を示すマーカーはたくさんあるのでそれぞれのマーカーの『原因』と『結果』がどこに現れるか整理するのが大事!


『因果マーカー』は「原因」と「結果」という、僕らが生きている世界でも最も重要な「因果関係」を表すマーカーです。

ただし、これまで述べてきたマーカーとは違って、ちょっと気をつけてほしいことがあります。

それは「因果マーカー」を理解する場合は、どこが『原因』で、どこが『結果』になるかをしっかり把握しないといけなんだよね。

だって、英文内容を読み取る際に混乱してしまうという点があるんだよね。

たとえば、

「彼は風邪をひいた」(原因)
  ↓だから(因果マーカー)
「今日は遊びに行けない」(結果)

は正しい因果関係だよね。

これを・・・・・


「今日は遊びに行けない」(原因)
  ↓だから(因果マーカー)
「彼は風邪をひいた」(結果)

としたら、因果関係が壊れて意味不明の文脈になるよね。

「そんなことすぐにわかるし、間違えっこないよ」と思うかもしれないけど、先ほどの例は日本語だから簡単にわかるだけなんだよね・・・・・。

こういった「因果の逆転」を英語で示されると、とたんに間違う可能性がでてきます!

たとえば・・・・

SV...This is why SV~では「....」が「原因」、「~」が「結果」を表すことになるけど、SV....This is because SV~では「...」が「結果」、「~」が「原因」を表すことになるのだけれど・・・・・

He took a bath for a long time. This is why he was tired.

という文の意味を考えるとどうなりますか?「彼は長風呂に入った。どうしてかと言うと疲れていたからだ」と、誤解する人が何人もいるとおもうね・・・・・

SV...This is why SV~はSV....が「原因」でSV~が「結果」を示す「因果マーカー」です。

だから、この文は、「彼は長風呂に入った。なぜなら疲れていたからだ」という意味になります。

これよりもずっと内容の難しい評論文なら、なおさらこのような因果関係を逆にして理解してしまう間違いは多いはずです!

「因果マーカー」はたくさんあるけど、「因果マーカー」を整理する際には、「どこが原因で、どこが結果か」をしっかり意識して覚えておかないと、文意を誤解することになりかねないので注意してね!


◆因果マーカーのポイントその2◆

因果マーカーの前後でプラス・マイナスは変わらない!

     A(原因)⇒因果マーカー⇒B(結果)
プラスイメージ-------------------→プラスイメージ
マイナスイメージ-----------------→マイナスイメージ


     A(結果)←因果マーカー←B(原因)
プラスイメージ←------------------ プラスイメージ
マイナスイメージ←---------------マイナスイメージ

「プラスイメージの原因⇒プラスイメージの結果」
「マイナスイメージの原因⇒マイナスイメージの結果」
の関係を用いて速読し、未知の部分を類推することが大事!


「因果マーカー」に着目して「因果関係」が理解できれば、文脈理解の大きな助けになるよね。

というのは『因果関係』というのは、相互関係が常識的に予想しやすい関係だから、文脈からの類推が簡単にできるんだよね。


たとえば、先ほどの例ならば、「彼は風邪をひいた:ということが原因だとわかれば、その結果起こることは常識的にかなり限定されるよね。

しかも、「彼は風邪をひいた」ということは当然マイナスイメージの事柄だよね。

こういったマイナスイメージの事柄が原因となって引き起こされる結果はもちろんマイナスイメージになるはずだよね。

だからその後に「遊び」というものが出てくると、「ああ遊べないんだなあ・・・・・」と予想できたり、「学校」という話になれば「ああ学校にはいけなかったんだな」ということが予想できたりするわけだよね。

「彼は風邪をひいた」マイナスイメージの原因
  ↓だから(因果マーカー)
マイナスイメージの結果を予想!

逆にプラスイメージの結果から予想される原因もプラスイメージになると言えるよね。

このことを内容の難しい文にもどんどんあてはめていくといいよね。

つまり、「因果マーカー:があれば、どの部分が「原因」でどの部分が「結果」なのかを見極めて、「ああこれが原因で、こういった結果が起こったんだな」と考えていく習慣をつけるようにしよう!

そうすると、もし難しい単語や複雑な構文が出てきたとしても、内容をある程度予想できるようになるよね。


じゃあ具体的に短文を使って練習してみましょう!







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【例題】 「因果マーカー」のAs a resultに着目して、次の英文を読んでみてください!

①When children begin school, they spend about as much of their time with parents, who provide protection,care,or instruction,as they do with peers. ②However,as children grow older,they need less care and control and more independence. ③As a result, they begin to have more contact with peers. ④The friendship and smusement that young children find in peer groups begin to take the place of family relations.


どうでしたか?

では解説していきますね。



このパラグラフまず第①文で、「子供が学校に入学したころは、仲間と過ごす時間は親と過ごす時間と同じくらいである」とありますよね。

ところが、第②文で、Howeverという『逆接マーカー』があって、「子供は大きくなるにつれ、背ををされることが以前ほど必要でなくなり独立することがより必要になる」といった文意の逆転した展開となっていて、ここに筆者の力点がありますよね。

そして、今回のポイントである第3文のAs a resultという『因果マーカー』が見えてきますね。
as a resultは「その結果」という意味で、それまでの内容が「原因」で後に「結果」がくるマーカーだよね。

では「世話は以前ほど必要なく、独立が必要」という内容の結果は何なのか?

第①文からの展開からも、they begin to have more contact with peers(仲間ともっとかかわるようになる)となることはある程度予想できるよね。

さらに第④文では「友情が家族関係に取って代わる」と続いているよね。

これを論理チャートでまとめると・・・・・


◆論理チャート◆

学校入学時の子供:親とともに過ごす時間は仲間と過ごす時間と同じ
   ↑
However(逆接マーカー)
   ↓
大きくなるにつれ世話は不必要・自立が必要(原因)
   ↓ As a result(因果マーカー)
仲間と接触が増えて、友情が家族関係に取って代わる(結果)


【訳】 ①子供が入学するころには、仲間と過ごすのとだいたい同じくらいの時間を、自分たちの保護をし、世話をし、支持を与えてくれる親とともに過ごす。②しかし、子供が大きくなるにつれて、親の世話や管理をうける必要が少なくなり、自立することがより必要となる③その結果、子供は仲間の方ともっとふれあうようになる④仲間集団に見出す友情と楽しみが、家族との関係に取って代わり始める。


このように『因果マーカー』を利用して、『原因⇒結果』の流れをつかむことの重要性がわかったよね。

ただし先ほども述べたように「因果マーカー」はたくさんあるので下記に因果マーカー一覧を載せとくね!


◆等位接続詞の因果マーカー◆
for(というのは・・・だからである)

◆従属接続詞の因果マーカー◆
because(・・・・なので) since(・・・なので) now(that)(今や・・・・なので) as(・・・・なので)

注意だけどso・・・・that SV(非常に・・・・なので~)やsuch....that SV(非常に・・・・なので~)、また、.....,so that SV(・・・・、その結果~)も『因果関係』を表します!

◆前置詞の因果マーカー◆
because of(・・・・のために) on account of(・・・のために) due to(・・・・のために) owing to(・・・・のために) as a result of(・・・・の結果として・・・・のために)

◆副詞句の因果マーカー◆
therefore(それゆえ) so(だから) hence(それゆれ) thus(それゆえ) accordingly(したがって)
consequently(その結果) as a result ( その結果) as a consequence(その結果)
in consequence(その結果)


◆動詞の因果マーカー◆
この動詞の因果マーカーは長文を読むうえでかなり重要なマーカーです!かならずおさえてくだいね!

Aは原因、Bは結果を表します。

A cause B≒A bring about B≒A lead to B≒A result in B≒A give rise to B(AがBを引き起こす)

B result from A≒B be caused by A(BがAから生じる)
A contribute to B(AがBの原因である)
A be responsible for B(AはBの原因である)
B be attributed to A(BはAが原因である)
B be due to A(BはAが原因である)


最後に『結論マーカー』です。

『抽象⇒具体』の論理展開が多い英語の世界でも、はじめに具体的な事柄を述べて、そこから導き出される「結論」を最後にまとめて書く場合があります。

そのような際に用いられる、日本語なら「要するに」、英語ならin shortといった『結論を表すマーカー』を『結論マーカー』と呼びます。

もちろん、評論文の世界では「結論」は大事な情報ですよね。

だから、こういった『結論マーカー』が出てきたら、『結論マーカー』の後の情報(すなわち結論部分)に焦点をあてて読み進めることがポイントなんです。

では以下に『結論マーカー』を挙げときますね!!



◆結論マーカー◆

in short(要するに) in a word(要するに) in brief(要するに) after all(結局) 

to make a long story short(要するに)  to sum up(要するに) to summarize(要するに)

as a conclusion(要するに) in conclusion(要するに) 

to conclude(要するに) to put it briefly(要するに)



今回は覚えることはたくさんあると思うけど、いままでやってきた論理マーカーは長文読むときや自由英作文を書くときにかなり役立つものなので絶対覚えといてくださいね!

いままでやってきた論理パターンを頭に刷り込ませることで、飛躍的に論理力が向上しますよ!
何回も僕の記事を読んで復習してくださいね!!
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