論理マーカーを意識して読解する? [英語長文 パラグラフリーディング]
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こんにちは、
前回は、『対比・逆接』の論理マーカーは長文問題を読解する上で大事だということをお話しましたよね。
ところで、みなさん、『対比・逆接』マーカーのポイントは3つ覚えてますか?
①『対比・逆接マーカーの前後では文意が逆転することが多い!』
↓
②『対比・逆接マーカーの前後の意味を互いに類推することができる』
↓
③『それを積極的に意識して速読したり問題を解いたりできる』
この3つが『対比・逆接』マーカーのポイントでしたよね。
では、今回は具体的に短文を使って練習してみましょう!
【例題】
「対比マーカー」のwhileに着目して、次の英文を読んでみてください。
①Recently,the number of smokers has been decreasing in many countries.②Behind this change,there seems to be an increasing awareness about health.③Some countries,however,have been quicker in responding to this tendency,while others have been slower in reacing to the danger of smoking.④This might be due to social and cultural differences.
どうでしたか?
whileに着目していただければ、対比関係は見抜けたと思います。見抜けなかった人は、これから解説していくので安心してください。
まず第①文で、「喫煙者の減少」が述べられていますよね。そして、その理由として第②文に「健康意識の高まり」が述べられていることはわかると思います。
ところが、第③文にhoweverという『逆接マーカー』があるから、「おぉ!ここからが重要な情報なんだな!」と反応できると思います。
しかも、この文の中に接続詞のwhileが含まれていることに着目すると思います。
接続詞のwhileは『一方』という意味の『対比マーカー』になる場合があるんです。
つまりこの文ではwhileをはさんで・・・・・
Some countries have been quicker in responding to this tendency.
↑
対比マーカー
↓
others have been slower in reacting to the danger of smoking.
と2つの文が対比されているわけです。ここで前回解説したように、『2つの文が対比されている場合、文意が逆転することがある』ということを思い出してみてください。
ここでも、前半は「この傾向(=健康意識の高まりによる喫煙者の減少)に対応の早い国がある」という意味だとわかれば、while後にはその逆の意味である「対応の遅い国もある」と来そうだと予想できるよね。
英文で考えると、この2つの文のなかで、前半文のquicker(プラスイメージ)と後半文のslower(マイナスイメージ)という対照的な意味を表す語に特に着目するとよいことがわかると思います。
ここでは、whileという「対比マーカー」をはさんで、someとothersという相関表現が用いられていることにも着目するのも大事ですね。
こういった相関表現の中には対比として用いられるものが多いんです。次に対比として用いられることのある相関表現を挙げておきますね!
◆対比としてもちいられることがある相関表現◆
one~the other・・・・ 「(2つの要素について)一方~他方・・・・」
one~the others・・・・ 「(3つ以上の要素について)1つは~残りは・・・・」
some~others・・・・「~な人もいれば・・・・な人もいる/~なものもあれば・・・・なものもある」
the former~the latter「前者は~後者は~」
this~that「後者は~前者は・・・・」
上記の英文をわかりやすく論理チャートっていう図であらわしてみると。。。。。
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喫煙者が減少
↓
健康意識がたかまっているように思える
↑
however(逆説マーカー)
↓
「それに対応の早い国」がある
↑
while(対比マーカー)
↓
「それに対応の遅い国」もある
↓due to・・・・(因果マーカー)
↓
社会的・文化的な相違が原因
【全訳】 ①最近、多くの国で喫煙者の数は減ってきている。②この変化の背後には健康の意識の高まりがあるように思われる。③しかしながら、この傾向に素早く反応する国もある一方で、喫煙の危険に対して反応するのが遅い国もある。④これは社会的、文化的な相違によるかもしれない。
どうでしたか?『対比・逆接マーカー』を使いこなせると英文の読み方は変わってくると思います。
いまやっている『論理マーカー』に着目して読んでいく練習は、現代文や小論文にも使える考え方なので、しっかり身につけてくださいね!
次回は『一般論⇒逆接⇒主張』のパターンを説明します!
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こんにちは、
前回は、『対比・逆接』の論理マーカーは長文問題を読解する上で大事だということをお話しましたよね。
ところで、みなさん、『対比・逆接』マーカーのポイントは3つ覚えてますか?
①『対比・逆接マーカーの前後では文意が逆転することが多い!』
↓
②『対比・逆接マーカーの前後の意味を互いに類推することができる』
↓
③『それを積極的に意識して速読したり問題を解いたりできる』
この3つが『対比・逆接』マーカーのポイントでしたよね。
では、今回は具体的に短文を使って練習してみましょう!
【例題】
「対比マーカー」のwhileに着目して、次の英文を読んでみてください。
①Recently,the number of smokers has been decreasing in many countries.②Behind this change,there seems to be an increasing awareness about health.③Some countries,however,have been quicker in responding to this tendency,while others have been slower in reacing to the danger of smoking.④This might be due to social and cultural differences.
どうでしたか?
whileに着目していただければ、対比関係は見抜けたと思います。見抜けなかった人は、これから解説していくので安心してください。
まず第①文で、「喫煙者の減少」が述べられていますよね。そして、その理由として第②文に「健康意識の高まり」が述べられていることはわかると思います。
ところが、第③文にhoweverという『逆接マーカー』があるから、「おぉ!ここからが重要な情報なんだな!」と反応できると思います。
しかも、この文の中に接続詞のwhileが含まれていることに着目すると思います。
接続詞のwhileは『一方』という意味の『対比マーカー』になる場合があるんです。
つまりこの文ではwhileをはさんで・・・・・
Some countries have been quicker in responding to this tendency.
↑
対比マーカー
↓
others have been slower in reacting to the danger of smoking.
と2つの文が対比されているわけです。ここで前回解説したように、『2つの文が対比されている場合、文意が逆転することがある』ということを思い出してみてください。
ここでも、前半は「この傾向(=健康意識の高まりによる喫煙者の減少)に対応の早い国がある」という意味だとわかれば、while後にはその逆の意味である「対応の遅い国もある」と来そうだと予想できるよね。
英文で考えると、この2つの文のなかで、前半文のquicker(プラスイメージ)と後半文のslower(マイナスイメージ)という対照的な意味を表す語に特に着目するとよいことがわかると思います。
ここでは、whileという「対比マーカー」をはさんで、someとothersという相関表現が用いられていることにも着目するのも大事ですね。
こういった相関表現の中には対比として用いられるものが多いんです。次に対比として用いられることのある相関表現を挙げておきますね!
◆対比としてもちいられることがある相関表現◆
one~the other・・・・ 「(2つの要素について)一方~他方・・・・」
one~the others・・・・ 「(3つ以上の要素について)1つは~残りは・・・・」
some~others・・・・「~な人もいれば・・・・な人もいる/~なものもあれば・・・・なものもある」
the former~the latter「前者は~後者は~」
this~that「後者は~前者は・・・・」
上記の英文をわかりやすく論理チャートっていう図であらわしてみると。。。。。
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喫煙者が減少
↓
健康意識がたかまっているように思える
↑
however(逆説マーカー)
↓
「それに対応の早い国」がある
↑
while(対比マーカー)
↓
「それに対応の遅い国」もある
↓due to・・・・(因果マーカー)
↓
社会的・文化的な相違が原因
【全訳】 ①最近、多くの国で喫煙者の数は減ってきている。②この変化の背後には健康の意識の高まりがあるように思われる。③しかしながら、この傾向に素早く反応する国もある一方で、喫煙の危険に対して反応するのが遅い国もある。④これは社会的、文化的な相違によるかもしれない。
どうでしたか?『対比・逆接マーカー』を使いこなせると英文の読み方は変わってくると思います。
いまやっている『論理マーカー』に着目して読んでいく練習は、現代文や小論文にも使える考え方なので、しっかり身につけてくださいね!
次回は『一般論⇒逆接⇒主張』のパターンを説明します!
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