『入れ子』をつくるもの=SV連結詞 FANBOYSと従属接続詞 [英語長文]
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みなさんがこれから相手にしていく英文は、一文がどんなに長くて複雑でも、必ず名詞節、形容詞節、副詞節からなる入れ子になっています。こうした入れ子構造のことを『複文構造』と呼びます。
SVが一つしかない(つまり入れ子が1つもない)文は「単文」です。一方、入れ子構造をもつ文は『複文』です。
でも、SVがいくつあろうが、入れ子をしまっていけば、1つのマトリョーシカ人形です。どんな複文でも、結局、単純な5文型に分類できるのです。
だからと言って、SVとSVは、けっして勝手に並べてはなりません。主節と従属節はは、必ず「何か」がつないでいます。先ほどの2つの文でも、従属節にはアタマに「何か」がついていましたね。その「何か」とは、列車で言えば「連結器」の働きをするものです。
そうした列車の連結器、いわば、『SV連結詞』の``横綱``が『接続詞』です。
接続詞とは、文字通り「SVとSVを接続させる語」です。文法用語のネーミングには、きちんとした意味があるのですね。
『接続詞はSV連結詞の‘‘横綱‘‘』
もちろん『SV連結詩』は、接続詞だけではありません。関係詞もあります。
『関係詞』はSV連結詞のいわば``大関``です。
また、『疑問詞』が従属節をつくることがありますし、じつは『比較構文』も複文です。
これらは、SV連結詞の``関脇‘‘や``小結``といったところでしょうか。
細かいことは、これからおいおい勉強していくことにして、とにかくSVのアタマに「何か」がついていたら、「SV連結詞ではないか?」「複文ではないか?」と思うクセをつけてください。
一文一文を「マトリョーシカ人形」だとみる『目』をもつこです。英語長文を攻略するうえで、この『目』をもつことこそ、一番大事なのです。
次は、従属接続詞について説明します!!
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ここで、ちょっと面倒なことを説明しておかなければなりません。実は「接続詞」には、『等位接続詞』と『従属接続詞』の2つがあるのです。どちらも、接続詞であることにちがいありません。
ただ、「つなぎ方」というか「つなぐもの」が決定的に異なっています。等位接続詞というのは、横綱中の横綱、超別格の‘‘大横綱``です。SV(節)とSV(節)をつなぐだけではなく、文法上対等なら、語と語をつなぐことも、句っと句をつなぐこともできます。
ここで、『句』とは何かについてですが、句とは、SVwを含まない語のカタマリのことです。やはり「SVを含まない名詞のカタマリ」⇒「名詞句」、「SVを含まない形容詞のカタマリ」⇒「形容詞句」、「SVを含まない副詞のカタマリ」⇒「副詞句」と呼びます。
では、その超別格の等位接続詞とは? それがFANBOYSです。
FANBOYSは対等な語・句・節なら何でもつなぐ‘‘大横綱‘‘
等位接続詞 FANBOYS
F⇒for A⇒and N⇒nor B⇒but O⇒or Y⇒yet S⇒so
この7つが、最強の‘‘大横綱‘‘7人衆です。
ただ、FANBOYSは、SVを連結しても、入れ子をつくりません。つまり、マトリョーシカ人形のなかに‘‘入れ子‘‘を入れていくのではなく、``マトリョーシカ人形そのもの``を横に並べていく接続詞だと考えてください。
したがって、従属節をつくる接続詞(従属接続詞)はFANBOYS以外の接続詞すべて、つまりwhen/where/if/as/because/though/whether/thatなどです。これらは‘‘入れ子‘‘の名詞節か副詞節をつくります。
従属接続詞(FANBOYS以外の接続詞)は、``入れ子‘‘の名詞節または副詞節をつくる
「従属接続詞」=「副詞節」といっていいほど、従属接続詞は圧倒的に副詞節を導きます。名詞節をつくることができる従属接続詞は、thatとwhetherとifの3つだけで、それら以外はすべて副詞節をつくります(that/whether/ifは副詞節をつくります)。
「あれ?」と思ったかもしれません。「形容詞節はどこにいったの?」と。
そう。従属接続詞は、名詞節か副詞節しかつくりません。
形容詞節をつくるのは、従属接続詞ではなく『関係詞』です。この機能は、関係詞の専売特許です。
次回は長文をつかって具体的に説明していこうと思います。
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みなさんがこれから相手にしていく英文は、一文がどんなに長くて複雑でも、必ず名詞節、形容詞節、副詞節からなる入れ子になっています。こうした入れ子構造のことを『複文構造』と呼びます。
SVが一つしかない(つまり入れ子が1つもない)文は「単文」です。一方、入れ子構造をもつ文は『複文』です。
でも、SVがいくつあろうが、入れ子をしまっていけば、1つのマトリョーシカ人形です。どんな複文でも、結局、単純な5文型に分類できるのです。
だからと言って、SVとSVは、けっして勝手に並べてはなりません。主節と従属節はは、必ず「何か」がつないでいます。先ほどの2つの文でも、従属節にはアタマに「何か」がついていましたね。その「何か」とは、列車で言えば「連結器」の働きをするものです。
そうした列車の連結器、いわば、『SV連結詞』の``横綱``が『接続詞』です。
接続詞とは、文字通り「SVとSVを接続させる語」です。文法用語のネーミングには、きちんとした意味があるのですね。
『接続詞はSV連結詞の‘‘横綱‘‘』
もちろん『SV連結詩』は、接続詞だけではありません。関係詞もあります。
『関係詞』はSV連結詞のいわば``大関``です。
また、『疑問詞』が従属節をつくることがありますし、じつは『比較構文』も複文です。
これらは、SV連結詞の``関脇‘‘や``小結``といったところでしょうか。
細かいことは、これからおいおい勉強していくことにして、とにかくSVのアタマに「何か」がついていたら、「SV連結詞ではないか?」「複文ではないか?」と思うクセをつけてください。
一文一文を「マトリョーシカ人形」だとみる『目』をもつこです。英語長文を攻略するうえで、この『目』をもつことこそ、一番大事なのです。
次は、従属接続詞について説明します!!
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ここで、ちょっと面倒なことを説明しておかなければなりません。実は「接続詞」には、『等位接続詞』と『従属接続詞』の2つがあるのです。どちらも、接続詞であることにちがいありません。
ただ、「つなぎ方」というか「つなぐもの」が決定的に異なっています。等位接続詞というのは、横綱中の横綱、超別格の‘‘大横綱``です。SV(節)とSV(節)をつなぐだけではなく、文法上対等なら、語と語をつなぐことも、句っと句をつなぐこともできます。
ここで、『句』とは何かについてですが、句とは、SVwを含まない語のカタマリのことです。やはり「SVを含まない名詞のカタマリ」⇒「名詞句」、「SVを含まない形容詞のカタマリ」⇒「形容詞句」、「SVを含まない副詞のカタマリ」⇒「副詞句」と呼びます。
では、その超別格の等位接続詞とは? それがFANBOYSです。
FANBOYSは対等な語・句・節なら何でもつなぐ‘‘大横綱‘‘
等位接続詞 FANBOYS
F⇒for A⇒and N⇒nor B⇒but O⇒or Y⇒yet S⇒so
この7つが、最強の‘‘大横綱‘‘7人衆です。
ただ、FANBOYSは、SVを連結しても、入れ子をつくりません。つまり、マトリョーシカ人形のなかに‘‘入れ子‘‘を入れていくのではなく、``マトリョーシカ人形そのもの``を横に並べていく接続詞だと考えてください。
したがって、従属節をつくる接続詞(従属接続詞)はFANBOYS以外の接続詞すべて、つまりwhen/where/if/as/because/though/whether/thatなどです。これらは‘‘入れ子‘‘の名詞節か副詞節をつくります。
従属接続詞(FANBOYS以外の接続詞)は、``入れ子‘‘の名詞節または副詞節をつくる
「従属接続詞」=「副詞節」といっていいほど、従属接続詞は圧倒的に副詞節を導きます。名詞節をつくることができる従属接続詞は、thatとwhetherとifの3つだけで、それら以外はすべて副詞節をつくります(that/whether/ifは副詞節をつくります)。
「あれ?」と思ったかもしれません。「形容詞節はどこにいったの?」と。
そう。従属接続詞は、名詞節か副詞節しかつくりません。
形容詞節をつくるのは、従属接続詞ではなく『関係詞』です。この機能は、関係詞の専売特許です。
次回は長文をつかって具体的に説明していこうと思います。
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